空蝉日記帳

ひとりごと。

#28 心象日記

休日。

創作したり、ゆっくり寝たり、いろいろできた。

勉強は、まぁ、夜に少しだけやったからいいや。

後は寝る前までもう少し進める。

 

最近、妙に心がそわそわしているというか、落ち着かない。

学校が始まったことで勉強への焦燥感がまた顕著に出ているのかもしれない。

けど、それともまた違うような気がする。

分からない。イライラ、そわそわ、そのどちらでもないし、そのどちらとものようで、二つの中間、みたいな。

そういう、微妙な気持ちがずっと続いている。

 

引っかかっている原因的な物は分かっている。分かってはいるんだけど、どうしたらいいのか分からない。

自分が余計なことを言ったからこうなっているのだという気もするし、逆に何も言わなかったせいでこうなっているのかもしれないという気もする。これも分からない。

どうすればいいのか、分からない。

以前も自分の無意識な言動で人に嫌な思いをさせたのに、今回もまた、分からない。自分の行動が良かったのか、悪かったのか分からない。

 

普段なら、何かを描いているとき、書いているとき、考えるとき、いろんなことが映像になって、頭の奥に流れるはずなのに、

今日はうまく流れなかった。いつも鮮明な映像なのに、明るさを最大まで下げたスマートフォンの画面のような、とにかく暗い映像だった。

でも、ある意味、僕の心の中の世界に近い景色でもあった。

雨が降っていて、空は黒くて、重々しくて、暗い世界。

好きなのは青空。青い空が好き。だけど、自分に似合うのはきっと、そういう灰色の世界なんだろうと、常々思う。

でも、前の日記には、幽霊だから空が好き!だとか、そういう間抜けな文を書いていた気もする。

もしかしたらこう思うのは、こうやって何も考えることなく、勝手に手が動くように文を書いている、こういう状態の時だけなのかもしれない。

 

そんな大層なものでもないけれど、本当に、別人のような気分だ。躁と鬱なんてそんなものなのかもしれないけれど。

昼間みたいな、鼻歌を歌って、ゲームを片手に小説を書いていた自分が、別人に見えて仕方がない。

今は到底、歌えるような気分じゃない。

ただぼうっとパソコンの画面を見つめて、ぼうっとキーボードを打っている。

瞬きも呼吸も忘れそうなくらい、ぼうっと。

頭の中は体感的には空っぽ。空洞。だけどこの文は書けている。

こう書こう、と思っているわけでは別にないのに。勝手に出てくる。勝手に打たれる。変な感じ。僕はただ口を半開きにして、ただ手の動くままに文字を打ってるだけ。

 

昨日、一昨日の日記とは大違いだ。こんなにも長い。普段は書くことなんてあんまりないのに。

きっと、日記を書きたいと思ったあの日も、こんな感じだったんだろう。そうじゃない日は短かったり、書くのを忘れたりする。

情緒も精神も安定していないのは知ってる。でも、変なの。

なんでこういう時は長い文が書けるんだろう。

乖離だとか、多重人格だとか、そういう概念はもちろん知っているけれど、そうではない。だって自分だという自覚はある。これも僕だ。あっちも僕だ。どっちも僕だ。たぶんそう。

だからそういうのじゃなくて、単純にテンションが高いか、低いかだけ。たぶん。

考えても分からない。今は頭が空っぽだから。

たぶん明日にこの日記を見たら、また自分でもうわ、とか思うんだろう。何を書いたかなんてもう既に覚えていない。読み直してもきっと頭に入ってこない。

 

そうだ、これからは日記を書くときに、今の状態をメモしておこうか。

そうしたら分かりやすいと思う。そういう時と、そうじゃない時の違いが。たぶんだけど。違うかもしれない。分からない。

でも良いと思う。

 

明日起きたら、勉強する。苦手な分野をやらないと。統計学なんてくそくらえだ。数字とは友達になれない。数式がぐちゃぐちゃになった紐にしか見えない。ぐちゃぐちゃだ。そう、ぐちゃぐちゃ。

まぁいいや。今日は寝た方がいい。きっと。