#32 死生日記
タイトルがおどろおどろしい。
別に暗い話をしようとしたわけじゃない。ただ、友人と話していて、自分の今の死生観に気付いたから、書いておこうと思っただけ。
昔、本当にいろんなものが酷かった頃は、毎日消えたかった。自分が嫌だった。口に出したり人に言ったりしたことはないけれど、本当にそればかり考えていた。
今は、そういうのはない。一切とまではいかないけど、ない。
「死にたい」がなくなった代わりに、「死んでもいっか」になった。
これを良くなったと捉えるべきか、悪化したと捉えるべきかは分からないけれど。
別に、生きているなら生きていていいけれど、死ぬのなら死んでもいい。
例えばだけど。
もし神様的な存在が僕のところにやってきて、「お前明日死ぬよ」と言ったとして、
僕はたぶん、「ふぅん」みたいな反応をすると思う。たぶん。
そんな状況に遭遇したことなんてないから、分からないけど。
描きたい絵は山ほどある。やりたいこともなくはない。というかまぁまぁある。
でも、死んだら、当たり前だけどそれはできない。
だから今は、死にたくはない。
死にたくはないけど、死んだらまぁ、仕方ない。
たぶん心残りみたいなものも、僕にはない。死んだら死ぬだけ。仕方ない。
そう割り切れるくらいには、冷めていると思う。
別に鬱なわけではない、と思う。たぶん。
長らく病院になんて行っていないし、自分で自分のことなんてちゃんと把握できてないから。
いたって正常。いたって健常。ただ、ただ少しだけ、情緒がおかしいだけ。
今日も何が書きたいのか分からない。頭の中が空洞。
最近のこの沈みようは、ストレスなんだろうか、なんなんだろうか。
そんな苦痛を感じる生活なんて送っていないはずなのに。
鬱というのは基本頑張りすぎで起こるものだとは知っている。知ってはいるけれど、自分のこととなると、そんなことを考える暇はない。
やらなきゃいけないことがたくさんある。たくさん。
頭を殺している場合じゃない。明日も頑張ろう。